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知らずにいると解決が出来ない?借金と差し押さえについての知識

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普通の返済は諦めて下さい
>借金が5分の1以下になった裏ワザ<
知らないだけで大損しています!

借金が返せなくて差し押さえになってしまったらどうなるんだろう。

俺の持ってる物、いろいろ持ってかれるのかな。

一文無しになってしまうのかな。

一緒に住んでいる大切なペットは。

家も無くなるかもしれないし、どうなるんだろ?

 

このサイトでは、差し押さえについてわかりやすく説明します。

とくに差し押さえの対象となるものもご紹介しますので、

あなたが差し押さえを受けた場合に、

どのような状況に置かれるのか、

何が手元に残るか予めわかるようになるでしょう。

ぜひ今後の生活に役立ててください。

それでは、はじめていきましょう。

 

差し押さえとは何だろう?

差し押さえってネガティブなイメージはあるけれど、どんなことが起きるのか正直よくわからないんだよ。

そうなんですよね。実はあまりよく知らないのが差し押さえ。

だから余計不安なのかもしれませんね。

 

・差し押さえって何?

お金を支払ってもらう権利のある人(債権者)が、

お金を支払う義務がある人(債務者)から、

取り立てる制度を差し押さえといいます。

 

債務者は税金、社会保険料や借金とローンなどの債務を法律と契約にのせ、返済しなければいけません。

 

しかし、債務者の中には事情があって支払うことができない方もいます。

もちろん支払が無いと債権者側も困ってしまうわけですから、債権者は支払ってもらうために、取り立てなどを行います。

それでも支払いが無い場合は、債権者は裁判を起こすこともあります

 

裁判により、債務者に支払いを要求する判決が出た場合

債務者は絶対に払わないといけません。しかし、その判決にも従わない債務者もいます。

悪意があって支払いを拒否している訳では無く、お金が無いため支払うことが不可能なのです。

 

判決にも従わない(従えない)債務者に対して、

強制的に取り立てをする制度。

それが差し押さえです。

 

差し押さえられる対象は?

差し押さえをされたら、財産を全部持っていかれて一文無しになるって聞いたけど、本当なの?

差し押さえをされたからといって財産を根こそぎ取られるわけではありません。

・差し押さえの対象は何?

差し押さえの対象は給料、銀行口座にある預金、車や不動産などの価値ある物産です。

給料では上限が決まっていて、手取りの4分の1までの差し押さえと法律で決まっています。

残りの4分の3は差し押さえ禁止になっています。

ただし、33万円を超えた部分は、全額差し押さえ可能です。

 

(例1)手取りが50万円の場合

まず33万円を超えている17万円が差し押さえられます。

次に残り33万円の4分の1の12万5千円が差し押さえされます。

一度の差し押さえで指定の金額に足りなかった場合は、翌月の給料も差し押さえの対象になります

それでも足りない場合は、翌々月も差し押さえられます。

指定の金額に届くまで給料の差し押さえは続きます。

 

(例2)手取りが20万円の場合

33万円を超えていない為、20万円の4分の1の5万円が差し押さえの対象になります。

差し押さえの指定金額が7万円だったと仮定します。

1ヶ月目は5万円が返済され、残り不足分の2万円は、翌日の給料から差し押さえをすることになります。

つまり2ヶ月目の給料は2万円が返済されることになります。

ちなみに、銀行預金も差し押さえの対象になり、預金は銀行から債権者に支払われるので取り戻せません。

また、預金の場合は差押えに禁止の部分がないため全額一気に差し押さえられます

 

次に、金銭以外の差し押さえ物産について見ていきましょう。

 

・自動車

差し押さえの対象になる。

財産の価値になるので差し押さえを受ける可能性があります。

ただし、自動車は競売にかけたり移動、維持の費用がかかるため、差し押さえを受ける可能性は低いです。

 

・家

差し押さえの対象になる。

ただし、自宅不動産を差し押さえる場合、不動産を差し押さえるのは債務が100万円以上になったときです。

また、手間や管理の費用がかかるため、差し押さえ対象となる優先度は低いです。

 

・家具

テレビ・ピアノ・高級な家具・美術品は差し押さえられる可能性がある。

また、これらの店の商品なども差し押さえされる可能性がある。

しかし、冷蔵庫・洗濯機・調理器具・寝具などは差し押さえが禁止されています。

 

最低限、生活に必要なものは差し押さえの対象にならないと覚えておくといいでしょう。

 

財産は全部、差し押さえ?

じゃあ、今度はこっちから聞かせて。

家族の財産や、誰のものかわからない財産はどうなるの?

差し押さえの対象になるの?

差し押さえになったとき、少しでも知っていることがあると安心できるから。

 

Q、家族の名義の財産はどうなるのですか?

A、差し押さえられるのは債務者の財産だけです。

しかし、債務者が自分の財産を他人名義にしていた場合は変わってきます。

この時に、他人名義であっても債務者のものと確認されたなら、差し押さえの対象になります。

また、年金の保険料を滞納した場合、世帯主・配偶者の財産も差し押さえの対象になります。

 

Q、所有者がわからない財産はどうなるのですか?

A、第三者の財産も差し押さえられます。

だけど、差し押さえを無効にする異議が出来ます。

気をつけたいことは、債務者の持ち物じゃないと証明が出来ないと、異議は受け入れられません。

 

番外編:ペットは差し押さえの対象になる?ならない?

ちょっと待って。

家具とか車とかはどうなるかわかったよ。

でも、うちの大事なこの子はどうなる。

まさかペットは差し押さえにならないよね。

どうなの教えて。

 

ペットを購入するには多少のお金がかかりますし、血統証付きのペットの場合は高額になります。

もしかするとペットも差し押さえの対象になるかも、と不安になりますよね。

大丈夫です、安心してください。

ペットは基本的に家族の一員とみなされ、差し押さえの対象になりません。

 

ただし、鑑賞目的で飼育している場合や、家畜などの商用利用の場合は、差し押さえの対象になる可能性がありますので注意してくださいね。

 

差し押さえは突然やってくるの?

じゃあさ、じゃあさ、

実際、差し押さえっていつくるの?

突然やってきたりするの?

何も知らされずに、くるのはちょっとこわいな。

まぁだからといって知っててもこわいけど。

どっちなんだろう。

 

・差し押さえの時期って?

債務者には正確な時期は知らされることはありません。

一般の債権なら差し押さえが始まるのは、裁判の判決後になります。

 

・裁判の判決まで

なかなか支払ってくれない債務者に、債権者は支払いを要求する裁判を起こします。

すると、債務者のところに裁判所から呼出し状が届き、裁判へ参加するように求められます。

 

債権者が裁判を起こすと、自宅に訴状と答弁書が届きます

訴状に記された日時・指定の裁判所へ行き、口頭弁論に出席します。

そこで、債権者と債務者が話し合いをして、今後の支払い計画を考えます

お互いが納得したら、和解内容をまとめた書類が作成され、和解内容にそって支払いをすることになります。

 

裁判が始まった場合は、債務者・債権者のお互いの言い分を聞き、裁判所の職員が判決を出します。

もし、債務の支払いを求める判決が決まったとしたら、債務者は期日に従って支払いをしないといけません。

もしも判決を拒んだ場合、債権者は裁判所に差し押さえの申し立てをします。

債務者の財産調査があり、債権者側で差し押さえする財産を決めて、裁判所に伝えます。

 

※重要

債務者が裁判所の呼び出しを放置した場合、債権者の訴えが受け入れられ、判決は債権者の勝ちになります。

(判決が決まっていなくても、差し押さえになる場合もあります)

 

・どうして?

仮執行宣言が出ていると、裁判途中でも差し押さえられることがあります。

「この判決は仮に執行することができる」と書かれていた場合がそうなります。

 

・実は

裁判で和解ができた場合、

話し合いで問題が解決したなら、差し押さえはされません。

合意内容の書面の内容も守ることで、差し押さえを防げます。

和解内容の約束を破ると差し押さえになってしまうのでくれぐれも注意してくださいね。

 

差し押さえは必ず裁判に?

裁判所に行かないとダメなんて、嫌だ。

皆に知られて、もう外にでれない...笑いものになってしまう。

親も思うんだろうな、なんてことしたんだって。

どんどん、不安が増えていくよ。

 

・一般の債権でも、裁判を起こさなくても差し押さえられる場合があります。

法律の専門家(公証人)が書面を作りますが、この書類に書かれたことを守らない場合裁判なしで差し押さえが始まります

(公正証書と言い、債務者の知らない間に作られる書類ではない)

 

・もう一つ...

税金・社会保険料を滞納してしまうと、裁判を経なくても差し押さえになります

(差し押さえ前に支払いを要求する書面が届く)

 

・それはどんな物?

催促状や催告書などの名前で書面が届きます。

段階は最初は未納なので、至急納付してくださいと言う内容の書面が届きます

同じような書面ですが、言い回しが厳しくなってきます。

最後まで放置しておくと、最終催告書・差押予告所書の書面が届くようになります。

この事態になると、差し押さえられてもおかしくない状況になります。

 

差し押さえは避けたい...何かできないかな?

財産もお金も失いたくない。

本当は持ち出して逃げたいよ。

そもそも、差し押さえにならないために、どうしたら良かったんだろう?

 

催促は絶対に無視しないで!

債権者は前触れなく差し押さえをすることはありません。

滞納している時期に、電話・手紙で催促をします。

この段階で、債権者に必ず連絡してください。

先ずは、事情を説明することが大事です。

支払期日を延ばすこと、分割払いの相談を聞いてもらえることがあるようです。

 

※これがあると良し

支払が難しいことを書いた書類(給与明細・住民税非課税証明書)を持参することで、話の段取りがはかどります。

住民税非課税証明書とは、前年度の所得額が一定より低いため、住民税が支払えないと証明した書類のことです。

お住まいの役所で発行できます。

 

支払期日を約束したなら守ること

債権者と歯案試合、支払期日を決めたのなら、その期日は必ず守るようにしましょう。

支払がどうしても遅れるのなら、事前に連絡をしておくことで衝突は抑えられます。

 

預金分散

預金を全額差し押さえられたくないなら、一旦分散させる方法があります。

 

メインで使っている口座とは別に、別の銀行または支店に口座を作ることです。

ただしタイミングを間違うと強制執行妨害に問われます。

強制執行妨害のペナルティは厳しいため、預金分担はあまりおススメはしません。

 

また、下記のタイミングで預金分担を行うと強制執行妨害と取られるため注意が必要です。

・最終催告書、差し押さえの最終通告が届いた後は絶対ダメ!

・裁判に訴えられた後にしちゃダメ!

 

適切なタイミングがわからない場合は、弁護士へ相談しましょう。

 

強制執行妨害について

差し押さえが迫っている時に、その差し押さえの手続きを妨害することを強制執行妨害といいます。

 

①裁判を起こされたばかりで、負けることが確実、その時に妨害すること

②裁判で争ったが、このままだと負ける、その時に妨害すること

③執行官の訪問、その時に妨害すること

 

ちなみに強制執行妨害については、刑法第96条の2、強制執行妨害目的財産損壊等、第96条の3、強制執行行為妨害等、第96条の4、強制執行関係売却妨害が規定されています。

 

第96条の2の強制執行妨害目的財産損壊等においては、

三年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
情を知って、第三号に規定する譲渡又は権利の設定の相手方となった者も、同様とする。

と記されています。

 

差し押さえは怖い

でも、もしかしたら押し通せないかって考えてしまう。

不安だから、空元気、前向きに考えてるだけなんだけど。

差し押さえって、ほっといたらどうなるんだろう...

 

業者からの差押予告通知は脅しではありません

債務者が返済の滞納を続けるのなら、借入先の消費者金融や債権回収会社から支払の催促がきます。

一括返済を要求された1ヶ月~2ヶ月後に届きます。

通知自体は差し押さえの効果は無いのですが、一括返済を要求を放置した場合は、裁判所を使って財産を差し押さえますと言う意味を持っています。

なので、この時点で対処を取っておかないと1ヶ月以内に法的手続きを進めてきます。

・どうしたら...

早急に弁護士へ相談するのが一番です。

債務整理の手続きを取ることで、取り立てと催促は止まり、差し押さえをも回避できます。

放置してしまうと、差し押さえ通知が届き、給与など差し押さえられます。

 

自分だけが悩んでいなかった

Q。借金での差し押さえについて。

無職で口座にも貯金なし。

自宅は賃貸で家財は全て配偶者のもの、高価な物もなし。

そういった場合、その後どうなるんでしょうか?

取れるまで差し押さえを行うのでしょうか?

少し気になったのでよろしくお願いします。

 

A。動産執行の実務ですが、民事執行法第131条に依れば下記の動産を差し押さえることが出来ません。

(差し押さえ禁止動産)

・整理タンス
・洗濯機(乾燥機付きを含む) ※
・ペット
・洋タンス
・調理用具
・食器棚
・食卓セット
・冷蔵庫(容量を問わない) ※
・電子レンジ(オーブン付きを含む) ※
・瞬間湯沸し器 ※
・ラジオ ※
・テレビ(29インチ以下) ※
・掃除機 ※
・冷暖房器具(但し、エアコンを除く)
・エアコン ※
・ビテオデッキ ※
※印の物が2点以上ある場合には1点に限る。)

 

一般家庭において動産執行をした場合、殆どが執行不能で終わります。

その上、動産執行をかける債権者が執行費用の予納金(2~4万円)を負担します。

執行不能で終わった場合には、執行官費用2500円と交通費(裁判所からの距離に応じて)、1キロ37円で計算された金額を取られます。

つまり余納金を前払いし、執行不能になれば、余納金から執行官費用と交通費差し引いたお金が返ってきます。

動産執行をすると、お金を返して貰えないばかりか、更に損をする結果になることが多いです。

前もって、採算に合う動産を持っているかを確認をしてからでないと、動産執行は普通しません。

 

返さない債務者には3タイプがあります。

① 支払い意思があって、支払い能力が無い者

② 支払い意思が無くて、支払い能力がある者

③ 支払い意思が無くて、支払い能力も無い者

 

③の者に対しては手の施しようがありません。

そのような債務者には取れるまで差し押さえを行うのでしょうか?

調査をし採算が取れるとなれば強制執行を行いますが、

無駄な差し押さえをかけて強制執行しても赤字になるだけです。

まして、弁護士などに委任をすれば弁護士費用で大赤字です。

 

債権者側の取る手段としては、時折債務者の調査などをし、仕事をしたら給料の差し押さえること。

また、遺産相続等、債務者が将来何らかの資産、支払い能力を得るまで、時効にかからないように、時効中断などをし密かに待つことです。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

ここまで差し押さえについてお話してきました。

少しでもあなたのお役に立てましたでしょうか。

もし、差し押さえを受けた場合、

どのような状況に置かれるか、

何が取られて、何が残るか、

覚えておいて損はないでしょう。

 

とくに、差し押さえから自分を守る方法はどうしても弁護士などの力が不可欠です。

借金を返せないのは仕方ありませんが、差し押さえから自分の財産を少しでも守ることは必要です。

 

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