楽天、オリコ、モビット、アコム・・・複数社から借金をしてしまい、どうしようもない状態におちいっている人は少なくありません。
マジで苦しい・・・吐き気がすることでしょう。
もうこうなっては、自転車操業になっているんじゃないでしょうか?
借金のために借金をする破滅の道を歩んでいることは分かっても、もう止まれない止めることができない。
Contents
多重債務の体験談
大学時代にやらかした
私は大学を出た後、とある派遣会社に登録して働いていました。
給料は少なく、好きなことができなかったので、消費者金融でお金を借りるようになりました。
それまで借金をしたことがなかった私は、お金を借りるために利息を支払うなんて損だと思っていて、利息が大きくならないように最大限に注意をしていました。
返済では手数料無料のATMを必ず利用するようにして、借りたお金は給料が出たら一括で返済していました。
その派遣会社で正社員になることを勧められました。
常用型派遣と呼ばれているもので、登録型ではなく派遣元の正社員として派遣先で専門的な仕事に就くといった働き方でした。
給料も安定して、ボーナスも出るようになったので、借金を利用することはなくなりました。
それどころか、順調に貯金が溜まっていきました。
その間にクレジットカードを何枚か作って、キャッシング枠も付きました。
消費者金融は解約しておけばよかったのですが、当時の私は無知だったので、借金を完済していれば放っておいても大丈夫だと思っていました。
その後、仕事に不満を感じるようになり、その仕事を自己都合で退職しました。
自己都合退職でしたので、失業給付は受けられませんでしたが、すぐに次の仕事が見つかりました。
しかし、派遣の仕事をしていたので、貯金はどんどん減っていきました。
同時に正社員の仕事を探そうとして、就職活動をしようとしてスーツなどを購入しました。
引越し費用とかもろもろの経費で、貯金はあっという間になくなり、また借金をするようになりました。
まずはクレジットカードのキャッシング枠を使いましたが、それでは足りなくなり、消費者金融からも借りるようになりました。
そして、もっているカードの限度額がすべて埋まってしまいました。
総額で120万円ほどでした。「正社員の仕事が見つかれば借金なんてあっという間に返せる」と思っていましたが、そのような根拠のない理由でお金を借りてしまったことが破綻の原因だったと思います。
借金がどうしても返せなくなったのでどうしようかといろいろと調べましたが、とてもマズいことが発覚してしまいました。
実は私は大学を奨学金をもらいながら通っていたのですが、その奨学金には親が連帯保証人となっています。
もしも自己破産をしてしまったら連帯保証人である親に残りの奨学金およそ250万円が一括で請求が行ってしまいます。
自己破産をすると期限の利益も失うので、分割払いの権利はなくなり、一括で返済しなければならなくなるのです。
任意整理で解決することも考えましたが、当時の私の少ない給料では任意整理できちんと返済できるかどうかすら疑問でした。
結局、親に正直に話をしたところ、借金のうち一部は親が払ってくれることになりました。
もちろん立て替えてもらったお金は将来必ず返済すると約束しました。
そして、残った借金を任意整理して、およそ3年で返済する計画を立てました。
任意整理した後の借金はきちんと返済を続けて、3年後に完済しました。
任意整理をしたことでブラックリストに載ってしまいましたが、実はその前に3ヶ月以上の延滞をしてしまっていたので、どっちにしてもブラックリストには載っていたことになります。
その後の5年間は借金をしない生活をしていました。
自動車ローンの審査には通らないので、中古車を一括で購入しました。スマートフォンの分割払いもできないので、携帯はガラケーです。
いざという時にローンが組めないので、常に貯金をして余裕を持たせておく必要があります。
クレジットカードもローンも利用できない生活は、はっきりいってかなり不便ですが、あの時もしも自己破産をしていたら親に多大な迷惑をかかっていたことを考えると、それくらいのデメリットですんでよかったと思っています。
父の借金で自分が多重債務者に
私は現在51才の主婦でパート勤めをしています。
15年前に父の借金が発覚し、ずっと苦労しやっと今年の1月で返済が終わりました。
私の父は写真屋を経営していました。
父はとてもわがままな性格でみえっぱりな所がありました。
父がどんな風に店を経営していたのかなどまったく知らずにいました。
両親は自分には甘く子供には厳しい人でした。
私は高校を卒業するとすぐ農協に就職し、自分の生活はすべてきちんとまかなっていました。
当時は実家から仕事に通っていたため、家にもきちんとお金を入れ、小遣いまで渡していました。
父の店がずっと赤字で金融公庫やクレジット会社、カードローンなど、何十年も借金を繰り返していたことも、その当時は知りませんでした。
私も結婚しマイホームを建て幸せに暮らしていたのですが、時代の流れと共に写真業界も不況になり、父の店の経営状態が急激に悪化していきました。
売り上げも激減し、そのストレスもあったのか父は糖尿病で意識が無くなり、病院に運ばれ長期の入院をすることになりました。
父は生命保険など何ひとつ入っていないため、入院費はすべて実費で用意しなくてはならず、母に貯金がいくらあるのかを聞いたところ、残高が8万円しかありませんでした。
全財産が8万しかなくやっと実家の経済状態がどんな風なのか知りました。
父が入院していても店を閉めるわけには行かず、私が何とか事務的なことをやりながら続けていました。
そんな時問屋さんから請求書が届き、中を確認すると300万近い金額の未払いが残っていました。
金融公庫やカードローンなどの借り入れで何とか営業はしていたものの、ずさんな経理と浪費で問屋の毎月の支払いを完済せず内金で何年も過ごしてきたようで、雪だるまのように借金が膨れあがっていったようでした。
父が退院するとすぐに問屋の上役の人が訪ねてきました。
自分の店も経営が困難な状態なので、溜まっている未払い分を一括返済してほしいと言うことでした。
出来なければ裁判を起こすとまで言われ、後で期日が入った書面も届きました。
貯金も1円もなく借入など出来ない状態で、300万を一括返済など出来る訳がありません。
結局両親が可愛そうだと思ってしまった私がバカだったのですが、子供の教育資金として貯めていたお金を父に貸すことになり、それから私の苦労が始まりました。
父の家が数年のうちに道路拡張にひっかかり、立ち退き料が降りると言うことになっていました。
父の借金を肩代わりしたのは、この立ち退き料が入ったら全額返済してもらえると思ったからでした。
でも現実はそんなに簡単に行きませんでした。
父には他にも多額の借金が残っていました。
300万を返した所で全然解決しない金額でした。
年金も早い段階で貰ってしまっているため金額も少なく、両親は生活費もない状態で、店の借金と両親の生活費までが私にのしかかってきました。
立ち退きの話も父の作り話で、結局立ち退きにはなりませんでした。
父の借金発覚から15年間ずっと苦しめられました。
自分の貯金を切り崩しても底をつき、足りない分は自分名義のクレジットカードや主人名義のクレジットカードまで使い、キャッシングでしのぐ日々でした。
キャッシングも返済がきつくなり、リボ払いでしのいできましたが結局限界で、主人にすべてを話し司法書士に相談し任意整理をすることにしました。
父の借金は皮肉なことに私が一生懸命払っていたおかげで過払い金が戻り、ゼロになりました。
結局父の借金を返すために使ってしまったキャッシングが、自分達の債務として残ってしまいました。
何も関係のない主人まで任意整理に巻き込んでしまい本当に辛かったです。
私達の分も過払い金が発生し、負債がかなり減りました。
しかし残った分は、分割で払って行かなくてはならないことになり、家計を切り詰め、パートを増やし必死で返済を続けました。
主人は公務員で本当なら安定した生活が送れるはずでした。
いくら親でも借金は別問題だと本当に思いました。
自分が苦しんでいても親は自分達は年だからと逃げるばかりで、お金はすべてを変えるものだと本当に思いました。
クレジットカードで多重債務の借金
最近は、クレジットカードを普通に所有して使用するという機会がかなりあるものです。
これも一般的に普及しており、一人でも数名所有するのが当たり前になっているからでもあるのです。
クレジットカード自体、とても便利であり、お金がなくても欲しいものを入手することができるようになっているのです。
また、高額のものであっても現金を持ち歩かなくてもいいので、とても安全で安心ともいえるでしょう。
これは人から聞いたある人の実際にあった話になります。
仮にA子さんとしておきましょう。
A子さんは高校を卒業して3年の会社員の女性でした。
仕事にも慣れてきて、お給料も普通にもらうことができるようになっていて、順調だったようでした。
年頃の女性なので、やはりおしゃれはしたいものです。
洋服やバッグ、靴といったファッションにかけるお金もかなりでした。
また、美容院なども毎月頻繁に行っていて、ヘアスタイルを変えたり、メイクなどにもお金をかけていました。
働き始めて1~2年はそれほど気にすることなく、現金で欲しいものを購入をしていたようです。
欲しいものは欲しい時に購入したいというのが彼女の方針でした。
お気に入りのショップがあって、ブランド物であっても平気で購入していたのです。
ボーナスもオシャレのために使うといったことをしていました。
3年目になる時に、車の免許を取得して自分の車を欲しくなりました。
手持ちのお金は頭金に入れて、貯金もなくなり、残額はローンを組みました。
軽自動車だったので、それほど高額ではなかったのですが、それでも100万円以上の借金を作りました。
そこまでは順調であるように見えました。
しかし、浪費はエスカレートしていき、友達と海外旅行に行くためにクレジットカードでキャッシングをしたり、通常のファッション系の買い物も全てカードを使用するようになっていたのです。
車を維持するだけでもかなりお金がかかるものです。
そのあたりの計画もきちんと立てることなくきていたのです。当然、経済的に歯車が狂い始めたのです。
毎月の給与は15万円程度、ボーナスも30万円弱でした。
返済が滞るようになったのです。
人にはなかなか相談をすることができずにほかのカード会社でクレジットカードを作ってはキャッシングをして返済にあてるという生活をしていたのです。
しかし、それも長くは続かなかったのです。
結局、300万円の借金を作ってしまったのです。
借金の返済がなかなかできなくなってしまい、どうしようもなくなって親に相談をしました。
親にはかなり怒られたようですが、親が200万円、そして祖母が100万円、返済を手伝ってくれたのです。
もちろん、その分は返済をすることとクレジットカードをすべて解約するということが条件でした。
クレジットカードというのはとても便利ですが、使い方を間違えると大変なことになってしまう可能性のある借金です。
ですから、それを忘れないようにして、なるべく借金のない生活をしたいものです。
多重債務は危険だということがわかった借金体験
私は大学を卒業後、とある中小企業の正社員として働いていました。
正社員ですので、生活をするには十分な給料をもらっており、借金をする必要などはありませんでした。
理由もなく借金をすると利息分の損をするだけなので、できるだけ借金には頼らない生活をしようと思っていました。
でも、せっかく正社員で安定した収入があり、審査は有利なので、クレジットカードは3枚ほど作りました。
キャッシング枠の合計は50万円ほどでした。
さらに、いざというときのために消費者金融のカードも1枚つくっておきました。
限度額は最初は30万円でしたが、ときどき給料の前借り感覚で少額のお金を借りたりしていたせいか、限度額は40万円まで上がりました。
最初の数年間は、結構真面目に働いて、つつましい生活を送っていました。
でも、だんだん退屈な日々を送っている自分に対して、「このままでいいのか?遊べるのは若いうちだけじゃないのか?」と疑問を持つようになり、刺激を求めるようになりました。
一度浪費を始めると、お金がなくなるのはあっという間でした。
でも、「また元の生活に戻せば余裕が生まれる」、「元の生活に戻るのはいつでもできる」と考えていて、危機感はありませんでした。
そうして気づいたら、クレジットカードのショッピング枠、キャッシング枠、消費者金融のカードローンであわせて150万円程まで借金が膨らんでいました。
それでもまだなんとかなると思っていた私でしたが、クレジット会社から強制解約の連絡が来て、残高を一括請求され、そのお金が払えないことに気づいたときに目が覚めました。
なぜそのような借金をしてしまったのかと考えましたが、原因の1つは多重債務にあると思いました。
もしも通常のローンで150万円を借りるとなると、おそらく止めていたでしょう。
例えば150万円を金利18%で7年間で返済するとしたら、毎月約3万円を返済して、返済総額はおよそ260万円になります。
150万円を7年間借りるために110万円もの利息を支払うなんて、普通はやりません。
同時に4社から借りていて、さらにクレジットカードのショッピング枠も含めると合計7種類の借金をしていたことになるため、正確な計算ができずに借りすぎてしまったのです。
また、金利についても1社から150万円を借りた場合、金利は10%~15%程度になりますが、複数の会社からそれぞれ30万円程度を借りてしまったために、金利は最高額の18%となってしまいました。
このように、多重債務はとても危険だということに気づいたのですが、「時すでに遅し」でした。
結局、弁護士に相談をして任意整理をして、利息をカットしてもらって残った元本を5年かけて返済していく計画を立てました。
借金は現在も返済中です。
しばらくはクレジットカードもローンも利用できない生活になり、恋人とも別れました。
お金を借りていた金融機関にも迷惑をかけてしまったので、もう2度と同じ金融機関は利用できなくなるでしょう。
学ぶこともありましたが、失ったものが多かった出来事でした。
友人が借金の多重債務で苦しんでいました
私の友人は、とある中小企業の正社員として働いています。
正社員なので生活に余裕があるはずなのですが、友人はいつもお金に困っている様子でした。
話を聞いてみると、インターネットのソーシャルゲームにハマって借金を増やしてしまったそうです。
クレジットカードを3枚持っていて、キャッシング枠50万円を全部使ってしまい、さらに消費者金融でも借金をするようになったと言っていました。
まだ延滞をせずに返済をしているという話を聞いて、負担が大きくても延滞をせずにきちんと返済しているなら大丈夫かなと思いました。
借金の総額が50万円程度ならば、ボーナスが出たときに一気に減らしてしまえばいいと私の意見を言いました。
その後、彼はボーナスで一気に借金を減らしたと言っていました。
その話はそれで解決したと思ったのですが、その数年後に彼が債務整理をしたという話を聞きました。
どうやら、一度70万円の借金を完済できたことで自信をつけてしまったらしく、今度は100万円以上の借金を作ってしまったそうなのです。
そしてその原因は、前と同じソーシャルゲームだったようです。
インターネットのソーシャルゲームにはお金を使わせてしまう魔力でもあるのかもしれません。
一度借金を完済してしまって、返済できるという自信をつけてしまったために今度はさらに大きな借金をしてしまうということは、ありそうな話ですが、100万円を超える借金となると笑えないです。
時間をかけて返済をしていけば返せない金額でもなかったらしいのですが、彼は任意整理をするという方法を選んだようです。
多重債務ですので、金利が18%となっていたことも理由だったそうです。
1社から借りているなら、金額が100万円を超えた場合、金利は12%~15%程度になりますが、彼の場合個々の会社からの借入額は20万円~50万円だったので、金利は18%になっていたそうです。
100万円を金利18%で借りているとなると、毎月3万円を返済し、4年で完済したとしても総返済額は140万円程度になってしまいます。
100万円を借りるために40万円もの利息を払うことを考えると、任意整理をするという選択肢は有りでしょう。
おまとめローンも考えたらしいのですが、どうやら延滞をしてしまっていたらしく、その選択肢はなかったようです。
おまとめローンは審査が厳しいので、延滞をしてしまっていると審査に通ることは難しくなります。
彼はまだ20代後半でしたので、およそ5年間はブラックリストに載ってしまって、住宅ローンや自動車ローンが組めなくなるというのはデメリットが大きいと感じました。
現在彼女はいないようでしたが、もしも彼女ができて結婚を考えたときにローンが組めないということが足かせにならなければいいなと思いました。
でも、これまでゲームに大金をつぎ込んでいたことを考えると、5年間は借金ができないので、ソーシャルゲームに大金を使ってしまうことはなくなり、彼にとってはそちらのほうが大きなメリットがあるなと感じました。