私の経験上、お金に対してルーズな性格の人は借金地獄に陥りやすいと言えるでしょう。
私も初めは軽い気持ちで金融機関のカードローンを利用し始めましたが、次第に借金であるという感覚が欠如してしまい、まるで自分の貯金を使うような感覚で無駄遣いを繰り返していました。
本来であれば、少しでも早くその過ちに気づき、早期の返済を行わなければなりませんでしたが、それほど危機感もなく気づけば返済が困難になるほど多額の借金を抱えてしまいました。
そうなってしまうと、毎月の給料だけでは元金だけしか支払うことができず、一向に借金の残高は減っていきません。
返済してはまた引き出しといった自転車操業の状態に陥っていました。
そうなれば残された道は1つしかありません。
私の場合は司法書士の先生に相談し、個人再生の手続きをして借金の残金を減らすことになりました。
その時に初めて自分の行ってしまった失態について反省しました。
自分のお金に対する考え方を180度変えなければならないと改めて感じました。
個人再生のような法的な手続きを行うと、金融機関のブラックリストに名前が載りますので数年間一切の借金はできなくなります。
もちろんもう二度と借金はしたくないと考えていましたので、不便な面はありましたが自分の生活を改善すると言う強い意志はその時はありました。
しかしながら、話はそこで終わりません。
私はまた同じ過ちを繰り返してしまいます。
法的な手段を用いると借金はできなくなりますが、数年経過するとまた利用することができるようになります。
もちろん金融機関によってはいまだに利用できないところもありますが、私の場合は試しに審査に通るか申し込みをしてみた金融機関でまた借金をしてしまいました。
ここ数年間真面目に節約をしながら生活を続けていた事が嘘のようにお金を借りてしまいました。
改めて自分自身のお金に対する考え方は少しも改善されていなかったと反省しております。
結局大金を目の前にしてしまうと、自分の欲を抑えられずに欲しいものを購入してしまったり、飲み食いに多額のお金を使ってしまいます。
むしろ、数年間節約する生活を送っていた分だけ、それまで我慢していたものが一気にはじけてしまった感覚すらあります。
人間そう簡単に性格が変わるものではありません。
もし今多額の借り入れをして法的な手段で解決しようとしている方、もしくは身近にそのような人がいる方は、もう二度と借金をすることができないような環境作りをした方が良いでしょう。
もちろん世の中には本当に反省して、もう二度とお金を借りる事はしないと心の底から考えることができている人も大勢いますが、私のように意志の弱いタイプの人は、周りの人々の協力も必要なのではないかと改めて感じています。
現在では総量規制という法律が定められており、年収の3分の1以上の借り入れをすることができないのが唯一の救いです。
私も今はこれ以上借りることができない状態になり、毎月の返済だけを繰り返している状態です。