体験談

借金の切れ目は縁の切れ目

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義兄の妹には、多数のクレジット会社によるカードローンがありました。

デパートに勤めていた彼女は、欲しい洋服などを売り場で見るとがまんできないようでした。

happy young woman enjoy summer vacation on the beach

化粧品も高級なもので揃え、グルメ情報にも目ざとく、旅行がてら遠いところまで出かけては発散していました。

そんな生活の割には給料は少なく、でも実家に住んでいたので自分の好きなようにお金が使えると油断していたのですね。

Frustrated Asian woman

 

気が付けば、リボ払いの返済という借金地獄に追われていたのです。

借金に慣れる感覚って恐ろしいですね。

それからも彼女はさらなるローンを上乗せして行ったのですから。

ボーナス月になると、また何か買い足したくなっては、流行の洋服やバッグ、靴を買いそろえていました。

洋服ダンスのポールが折れたというエピソードがあったくらいです。

そんなに沢山持っていても満足できないのですね。

まさに買い物依存症の典型でした。借金がいくらあり、いつ完済できるのか、そいいう面倒なことには興味がない様子でしたね。

きっと、常に自分を着飾っておかなければ気が済まなかったのでしょうね。

借金が200万を越えた時、さすがに困ったようでした。

その頃、周りの友人は結婚ラッシュで、一人取り残されたような寂しさを感じ荒れていたと聞きます。

そして、そんな頃、タイミングよく紹介で知り合ったのが今のご主人でした。

ご主人は中小企業の社長をしていました。

亡き父親が一代で苦労して築いた海産物の小売り会社で、結構実績が評価され経営は上向きだったようです。

彼女が社長夫人に収まれば、今のカードローンを完済でできる、そんな願いから結婚を迫ったのです。

モデルのようにスレンダーな彼女からのアプローチに社長としても悪い気がしません。

Bride overlapping the groom and hand

二人は3か月の交際を経てゴールしました

もちろん、借金については相談し、すぐに完済できました。

彼女は母子家庭に育ち、母親にお金のことは言えなかったようです。

義兄が何回か困った時には助けたようですが、最終的には自分で何とかするよう厳しく叱ったようです。

いつまでもこどもではないし、散財した末路頭に迷うのは社会人として恥だろうと言われ、しゅんとしていたと聞きます。

この話は23年くらい前のことで、今、彼女は母となり、長女もその頃の彼女の年齢に近づいています。

暮らし向きは裕福なので、働かなくても贅沢ができ、今だに自分を着飾り、ネイルやエステにもこまめに通っています。

しかし、それでとても幸せかというと、どうやらメンタルを病んでいるらしく、二週に一度心療内科を受診しているようです。

表向きは整った家庭ですが、お金では心の隙間を埋めてはくれない様ですね。

小姑である私の姉によると、相変わらず買い物依存から脱却できず、買い物をカードでしては、支払いがたまるとご主人に泣きついていると聞きました。

人は基本的に変わらない生き物なのですね。

深い寂しさがあり、どこかでそれを埋めるべく依存し悪循環に陥るのでしょうか。

複雑でちょっと切ないですね。

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